【中国の正月】
日本がグレゴリオ暦を使う前に、使われていた中国暦では今年は2月1日が中国の正月に当たる。
2011年5月から上海に通うようになり、何度か上海で中国の正月を過ごしたことがある。
私の師である上海師範大学美術学院の張信教授の自宅は、上海市の中心部のマンションで、私は徒歩で通えるホテルを常宿にしていた。外国人はほとんど泊まらないが、中国国内では高級ホテルだ。
なんと言っても10階でも水圧がある暖かいシャワーが出るというのが、笑えない基準だ!ただし、もちろんウオッシュレットなどはないが、水洗トイレであるだけでも高級なのだ。ただし日本人が思っているような柔らかトイレットペーパーではなく、水に溶けにくいため日本の感覚でペーパーを使用しようものならあっという間にトイレが詰まり、何度かホテルの人に「シュッ・ポン」というので助けてもらった((´∀`))
ホテルの話をすればキリはないのだが、ともかく10階の部屋まで爆竹の煙が上がってくるのには驚いた!しないが見渡せるホテルの窓の外は真っ白!
もちろん爆竹の音にも悩まされたが、すでに大気汚染問題から爆竹の使用が午前零時までと市内は制限されていたので、音が鳴りやんで眠れると思ったら気密性の低いホテルの窓から煙が・・布団を被るようにして眠ったのを覚えている。
今年は北京オリンピックのために、爆竹も規制されているとニュースで知った。コロナ禍にあって正月くらいは楽しみたいと思っている中国の人たちにとって、この五輪はどんな意味を持つのだろうか?
必ず正月の挨拶が先生からWeChatで届く。
またいつか上海で正月を迎え「新年好!」と、先生に挨拶をしたいものだ!