個展開催後記
先日は緊急事態宣言下にもかかわらず、私の個展にご厚情賜りましたこと、心より御礼申し上げます。また来場できないので・・と、多くの方々よりお花を頂戴いたしました。準備中には隣のギャラリーから「お花屋さんの展示ですか?」と聞かれたほどです(笑)宣言下人通りも少なく、そんな中わざわざお越しいただいた方には、本当にありがたく存じます。数十年ぶりの再会もあれば、SNSを通しての交流から初対面の方もあり、ゆっくりお話しできたことは今回だからこそ!と、逆に喜びといたしました。
自分の絵が本当にどれほどのものか?どのような評価をもらえるのか?チャレンジの初個展でした。毎週入れ替わるギャラリーを見て回るのが好きだという方が多くお立ち寄りくださり、その方たちの「不思議な初めて見る絵」「中国風でもあり日本的でもある」「懐かしい」「優しい」「ほっとする」「水墨画で人物は珍しい」などのご意見ご感想もありがたかったです。来年9月以降、人通りが少しは戻っていることを期待して東京交通会館に申し込みを済ませてまいりました。もう一度チャレンジしてみようと思います。
また、会期中、福山でジュニアテニスの指導をした知人の紹介で「シンクロアート財団(代表 坂本大地さん)」を紹介されました。まだ、生まれて間もない財団ですが自身の経験を踏まえて立ち上げ、無名アーティストとオーナーのためのギャラリー。麻布十番店に続き、2か月前銀座店を開いたばかりで「在を二日延ばして銀座店での個展をしませんか?」とお誘いを受けました。初めて見る銀座6丁目、すずらん通り・・宣言下で夜は人通りも少なく、歩いて5分のホテルへの帰り道、閉店しているブランドビルを覗き見しながら、私なりの銀座を楽しませていただきました。
5月16日(月)~17日(火)「君の名は」展をシンクロアート銀座店で行わせていただきました。東京での個展は終わりましたが、現在も「シンクロアート銀座店」に5点の作品をオーナーの好意でおかせていただいております。
出発の時とは違い、18日の帰宅時には広島も宣言が出ており、ほとんど無人の福山駅でしたが、ゆったりと流れるこの街の良さを改めて感じました。東京からの図録や荷物も届き、今までお礼とご報告が遅れましたことをお詫び申し上げます。6月14日(月)広島銀行瀬戸支店様より店内展示をさせていただきます。
「シンクロアート財団」とは帰宅後も、オンライン会議やオンラインマルシェという、地方に居ながらにしてご縁をつなぎ続けるデジタルに追いつくのに精いっぱい努力しております。これもコロナ禍で人とつながる方法の一つだと、慣れないことに挑戦しています。
来年の個展に向け、精進してまいりたいと思います。