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初個展 展示作品

ごあいさつ

 2000年に小学校以来の書道と出会い、教員を早期退職することを決めたとき、上海師範大学の張信教授からお誘いを受けました。

 福山大学孔子学院の特別講座で水墨画をご指導いただいたことがきっかけでした。即決し初めて海外一人旅!今思えばかなり無謀なことだったと思われますが、病気で急遽退職を決めた私は、自分が何をすればよいのかわからず、ともかく何かを始めてみようと飛行機に乗りました。上海に二か月に一度2泊3日。マンツーマンの指導は、始め四君子からでしたが、やがて隷書に内容が変化していきました。

 上海で隷書に夢中になったころ、福山大学孔子学院で「中国画」講座が開かれることになり、張治清先生に出会いました。絵本作家でもあり挿絵も多くお描きになっている先生には、中国画の「写意」の世界を教えていただきました。墨と戯れる難しさと楽しさ、特に人物は同じ構図でも描くたびに違う表情になります。

 私の絵をご覧になった方々が、それぞれの世界観を抱いていただけたら幸いです。

奥深い世界の入り口に立ったばかりですが、初個展というチャレンジの後押しをしてくださいました皆様に心より感謝申し上げます。

2021年5月

池尻琇香

少女A
中秋の名月
想う
竹林の少女
ビワを拾う子
梅と老人
大樹下道論図
気は長く心は丸く腹立てず、人は大きく己は小さく
偕問酒家何処有 牧童遥指杏花村
少女B
少女C
述太平
一身如雲水
万里無片雲
雪の中の少女
祈り
紅葉
落ち葉
牧童
光風動春
南国少女
古菩提樹下読経